局長の四象八牛です。

今日は秋晴れの一日でした。特に予定もなく、ゴロゴロと過ごしていただけですけどね。今年もまた神戸新長田の六間道三国志祭に参加します。今年は11月3日に開催、残るところも1ヶ月弱となりましたね。例年通り三国志遺跡の写真展と、遺跡本の販売などを行います。

icon-tag2018916日 宜興~上海

さて、この日はまず上海へ向かいます。ホテルをチェックアウトして、宜興の高鉄站へ。街外れにあるので、タクシーで行くことにしました。こんなときに限って、タクシーがなかなか捕まらないんですけどね。それでも5分くらいすると捕まりましたよ。

宜興高鉄站の外壁は朱泥色かな

G7307次 宜興(07:20) – 上海虹橋(09:43) 二等座136.0元

宜興から上海、高鉄でも2時間半ほどかかります。杭州を経由しますからね。もっと直線的な路線なら、1時間半ほどで着きそうですが。それを言ってもしょうがないですね。まあ、3人ですから雑談などをしているうちに上海へ到着です。この列車は上海虹橋火車站の方へ着きました。

上海虹橋に到着

今日はまず上海博物館へ行く予定です。これもはな局員の希望なのですが、さすがの日曜日、混雑していそうです。とりあえず地下鉄に乗って人民広場まで移動しました。そこからしばらく歩いて博物館の北門へ。お、人があまりいませんね。あれ、何やら立て看板が。高温期間中は北門を閉鎖しているので、南門へ回れとのこと。う~ん、面倒くさいですね。とりあえず南門へ行きます。そして入口付近にはかなりの長蛇の列。並ぶのが面倒なので、はな局員も今回は諦めるとのこと。上海博物館くらいならいつでも来られますからね。

上海博物館は断念

はい、もうお昼も近いので、何か食べに行きましょう。行き先は太郎先生とはな局員で探していたらしく、四象はついて行くだけです。四象はレストランの検索とかしない人なんですよ。毒マクドは探しますけどね。そして人民広場から南京東路へ。お上りさんですな。そして入ったのは食品を扱うお店が並ぶデパートです。ここは何度か来たことがありますね。

澳門料理のお店でした

入ったお店は澳門料理でした。これってポルトガル料理もどきですかね。メニューを見てみると、広東にいた頃によく行った茶餐廰と同じようでした。何品か注文して食べます。お、なかなか美味しいですね。太郎先生はやっぱりビールも飲んでいましたけど。もうすぐ中秋、月餅の販売にも人だかりができていましたよ。

さて、昼食も終わりました。太郎先生は明日からまた仕事、これにて蘇州へ戻るそうです。四象とはな局員は、中国茶を見に行きます。人民広場の地下鉄駅でお別れです。太郎先生、お疲れ様でした。また酒飲みながら中国生活を頑張ってください。

上海大寧国際茶城

そして地下鉄1号線、延長路で下車。ちょっと歩いて共和新路の上海大寧国際茶城に来ました。四象は2回目です。はな局員は茶葉を買いたいそうで。四象は茶盤を買いたいのです。上海の茶城というと杭州の龍井などが主体だなというイメージです。まあ、最近はどこへ行っても雲南の普洱が多いんですけどね。とりあえずぐるっと見て回りました。

はな局員は、単叢を買いたいのだそうで。単叢のお店も2つ3つはありますね。とりあえず入ってみて、試飲させてもらいますか。まずは1軒目、試飲します。うん、何これ。値段は1斤1,500元だとか。香りもない、味もない単叢なんですが、その値段。こんなクソ不味いものを高値で売りつけようなどとは。死んでくださいレベルでした。上海だからなんですかね。

さっさと移動して、2軒目。こっちは店主のオネエチャンが暇そうに寝っ転がっていました。でも試飲させてくれと言うと、応対してくれましたよ。とりあえず単叢を飲ませてもらいました。まあ、1軒目よりはマシですかね。でも深圳なら同じ値段でかなり上等な茶葉を買えちゃいますよ。

2件目で居座ることに

まあ、店主のオネエチャンは話好きで面白い。しばらくこの店で居座ることにしました。四象はお茶を飲むのも好きですが、雑談しながらお茶を飲むのも好きなんですよね。このオネエチャン、山東省出身だそうで。なぜに単叢なのか。もともと勤めたところがお茶関連で、そこの老板が潮州人だったそうで。それから単叢の沼にハマり、上海でお店をやっているのだとか。

話が長くなるうちに、だんだんと良いお茶を試飲させてくれます。確かに少しずつですが、美味しくなっていますね。姜花香とか夜来香とか。でもどれもこれも普通かなあ。値段だけはびっくりするくらい高いですけどね。とりあえずはな局員が夜来香あたりを少し買って、一度出ることにしました。

そして四象は茶盤を買いに行きます。欲しいのは電木のやつです。電木って、木じゃないんですけどね。樹脂です。でも丈夫で見栄えもするので、ずっと前から欲しかったんです。日本へ持って帰るので、重さが気になるところ。店主のオヤジに聞いてみると「大丈夫だ、5kgくらいしかない」と言います。「嘘だろ」とは思いつつも、値段も高くはなかったので買ってしまいました。ふふふ。あとで量ったら14kgだったんですけどね。そら重いはずだわ。

はな局員は小物を購入していたようで。四象はさらに茶寵も買いました。さっきのお店で置いてあったカエルのやつです。意外と高い。でも今買わないと、次買えるかどうかもわかんないですしね。ここでケチってもね。

さてさて、まだ時間がありますね。でも他によさそうな単叢の店もないようなので、またさっきのオネエチャンの店へ戻りました。常連さんが座っていたのですが、また試飲させてもらうことにします。出てきたのは宋種。お、これはなかなかいいかも。でもお値段がねえ。深圳の3倍から4倍くらいするんじゃないですか。上海あたりだとまだ飲む人が少ないから、こんな値段になってしまうんですかね。

四象は中座して、ちょっと銀行へ。最近は微信で支払いをしているので、銀行口座に現金を預け入れさせておかないとですね。それに四象がいると、はな局員はまったくもって話をしませんので。店に戻ってくると、二人はスマホの翻訳アプリを使っていました。いや、別に方法はなんだっていいんです。交流しないとダメなんです。もちろん言葉ができた方が楽ですけどね。

そして最後に柚花香を出してくれました。1斤6,000元だとか。試飲しましたが、確かにそれなりに美味しい。でもその値段にはふさわしくないかな。上海価格なんでしょうかねえ。深圳なら1斤1,000元くらいでメチャクチャいい単叢買えそうな。それでも今日の午後ずっとここでお茶を飲んでいましたし、店主のオネエチャンがいい感じなので、1両だけ買いました。それでも600元、1万円ですよ。おまけで宋種も20gほどくれました。はい。

お店をでると、オネエチャンが「今日、6時間も飲んでいたのよ」と友達に言っているのが聞こえてきました。あゝ、長居しちゃいましたね。でも試飲させてくれないなら、茶葉なんて買えませんよ。

茶寵のヒキガエルちゃん

さてと、あとは夕飯を食べて、ホテルへ行くだけ。はな局員が「李先生行きたいんでしょう」と言います。李先生が上海火車站前にあったので、食べたいと思っていたんです。とりあえず地下鉄1号線に乗り込みます。でも地下鉄に乗っている最中、四象は「やっぱカレーがいいかな」と。上海火車站で下りると、けっこう歩くんですよね。四象は重い茶盤を持っているので、ちと辛い。

ココイチなら、2号線の南京東路で下車するとすぐにあるんですね。それに気分もカレーだったので、ココイチになりました。ちなみに中国のココイチは、日本のココイチとちょっと違います。システムなどはだいたい同じですけど、ルーなどが違いますね。メニューも中国人が好きそうなものが増えています。

はな局員を巻き込んでのカレー星人

さて、腹いっぱいになりました。あとはホテルへ。明日、浦東からのフライトなので、ホテルも浦東川沙に予約してあります。川沙のホテルは安めですし、浦東機場まで2号線で15分ですからね。フライト前日はよくここで宿泊します。

ホテルにチェックイン、はな局員とはこれでお別れです。明日の飛行機は四象の方が早いんですね。部屋に荷物を置いた後、ちょっと隣のコンビニで飲み物を買い、シャワーを浴びて就寝です。今日も一日頑張りましたねえ。それでは、おやすみなさい。

icon-tag2018917日 上海~日本

朝方、目が覚めました。スマホを見ると、乗る飛行機の便が遅延していると通知が来ていました。上海から名古屋へ飛ぶ機材が、その前にタイへ飛んでいるんです。なので台風22号の影響で遅れが生じているようで。とりあえず追跡してみても2時間は遅れるのが確実です。それならちょっとゆっくりしますかね。

毒マクドの朝

今日の上海は雨。でもホテルに籠もっているのもつまらないですからね。ちょっと近くの毒マクドへ行き、朝毒をします。気になるのは飛行機の遅れ。今日中に日本へ戻ることには問題なさそうですけど、2時間以上遅れると名古屋から自宅へ戻るバスに乗られない可能性が。う~ん。

チェックインは完了

とりあえず2時間遅らせてホテルをチェックアウト、浦東機場へ向かいます。チェックインは完了。フライト追跡を見ると、予定出発時刻がまた遅くなっていました。もうこれだと名古屋に着いても予約していたバスに乗られないなあ。キャンセルしないとダメだけど、ネットでキャンセルできないし。あゝ、四象の中国聯通SIMは国際電話かけられたっけ。ちゃんと通話できたのでキャンセル。ちょうど一番遅いバスに空きがあったので、そっちを予約と。これで自宅までは戻られるでしょう。遅くなるけど。

漢堡王だよん

焦っても仕方ないので、バーガーキングで昼食。売店をフラフラ。白酒でも買おうかなと思ったけれど、めちゃ高いやつしか置いてない。いらね。午後の便で日本へ帰るはな局員も、近くで食事していたようで。

やっと搭乗

さあ、やっと搭乗が始まりましたよ。4時間くらい遅れましたか。本来はもう日本に着いていたんじゃないですかね。まあ、とりあえず自宅には戻れそうなので、どうでもいいや。いや、国航だから東南アジア便とかで遅れるんじゃないかと思っていたんですよ。そのとおりになってしまいました。

9月17日 CA405 上海浦東(09:55) – 名古屋中部(13:15)

機内食

飛行機が飛び立つと、あとはもう何事もなく。しばらくして名古屋に到着です。あれ、入国審査のところが変わってますね。パスポート読取りでスタンプなしですか。知らなかったので、ちょっと戸惑ってしまいました。通常ならスタンプも無いほうがパスポートの余白を節約できていいですよね。今となっては10年で全ページを使い切るかどうかはわかりませんけど。

無事に名古屋へ戻りました

税関で「それなんですか」と。「茶盤、お茶を飲むときに使う台」と言うとこれで終了。あとは名鉄で名古屋駅まで。これから高速バスの時間までが長い。最終バスしか空きがなかったので。他のバスは満席。そら連休最終日ですからねえ。デパートでお土産のロールケーキを買ってと。これからがまだ長いので腹ごしらえと。

日本でこんなの食べる機会は少ない

そんなこんなで、今回の江蘇省オフは終わりです。三国志遺跡巡りはほどほどでしたが、宜興で茶壺を買ったり、上海で茶盤を買ったりと。これからお茶を飲むのが楽しみになります。次回は年末年始に遺跡メインの旅だと思います。それでは、これにて。

icon-checkちょっとお知らせ

2018年9月24日に、三国志旅游局から三国遺址探訪叢書の新刊「魏武故里・亳州」を発行しました。曹操の故郷である安徽省亳州市に残る三国志遺跡16ヶ所をまとめた書籍です。興味のあるかた、これから亳州へ行ってみようと思われている方は、是非ご購入ください。

三国遺址探訪叢書「魏武故里・亳州」