局長の四象八牛です。
昨日の午後からかなり暖かくなりました。そのせいか桜も一挙に開花していましたよ。今週末くらいが花見の時期ですかね。4月、今月末からはGW。四象は懲りずに中国へ行ってきます。航空券は2月に買ってます。先日、列車切符も手配を始めました。でもルートはまだ確定していないんですよ。
2018年3月20日 広州~東莞~深圳~香港
昨晩、桂林から乗り込んだ列車は、だいたい定刻で広州に到着しました。今日は諸手続きをこなさなければなりません。まずは、広州の日本領事館へ行きますよ。広州火車站からは地下鉄で二駅なので、近いです。でも平日の通勤時間帯ですから、混雑ですね。
地下鉄5号線、淘金で下車しました。出口からすぐのところにある花園酒店、この中に日本領事館があります。花園酒店のロビー、かなり立派ですね。こんなホテルには泊まったことがありません。領事館は8時45分から開館だそうで。しばらく待ちます。
さて、時間になりましたので、中に入ります。パスポートを出して身分の確認、荷物はX線装置を通します。今日は「旅券所持証明」という証明書を作ってもらいます。これは、古いパスポートと新しいパスポートの所持者が同一であるという証明をする書類です。パスポートを更新すると旅券番号が変わってしまいますから、銀行などの手続きでこれが必要になる場合があるわけです。
窓口で申請書を貰って書き込みます。そして提出。この証明書はすぐに発行してくれるそうです。申請してから30分くらい待っていると呼ばれて、証明書を渡してくれました。料金は125元です。有効期限は1年間となっていました。これで銀行の手続きで証明が必要と言われても安心です。
さてと、まずは東莞へ行きますか。四象の携帯電話のSIMは東莞で作ったものなので、手続きは東莞でしかできないのです。ここがちょっと面倒なところなのですが、仕方がありません。とりあえずまた地下鉄に乗り、広州東火車站へ移動します。そこから列車で東莞の常平へ行きます。
C7053次 広州東(10:20) – 常平(11:00) 二等座54.5元
四象が以前働いていたのは長安なのですが、常平にもよく遊びに来ていたのでよく知っているし、鉄道が通っている常平の方が便利なんですよね。東莞市内ならどこでも手続きはできるので、もちろん便利な方へ行きます。手続きが終われば深圳へ行きますから、また列車に乗ればいいだけですしね。
まずは中国聯通のオフィスへ行きます。歩くのも面倒なので、火車站からバスで中心部の方へ。前回も手続きで利用したオフィスへ行きました。パスポートが新しくなった旨を伝え、登録内容を更新してくれと依頼しました。オフィスのオネエチャンは、さっそく端末を操作して作業をしてくれます。前回よりも時間がかかりますね。
最近はやはりいろいろと厳しいようで、端末に繋がっているカメラでパスポートやビザを撮影しないとダメなようです。四象の顔も撮られました。まあ、ノービザで入っているので、「ビザはないの」と聞かれましたけど、「ノービザなんだけど」と言うと、入国スタンプのページを撮影していましたよ。
そしてやっと手続き完了。スマホで聯通のサイトをアクセスして、パスポート番号などが変更されていることを確認しました。これで携帯電話のSIMの方は大丈夫ですね。
さて銀行口座の方はどうするか。四象の中国銀行口座は甘粛省で開設したものなんです。でも銀行の方はオンラインでの繋がりが強化されているかもしれません。もしかしたら、ここで変更手続きできるかも。とりあえず中国銀行へ入って聞いてみます。すると「できますよ」とのこと。お、ならわざわざ蘭州とかまで行ってやらなくてもいいじゃない。
必要書類を貰い、記入して窓口へ。オネエチャンが書類を確認しています。すると「ホテルの部屋番号は。ないと端末に入力できないわよ」と言われました。四象は「まだチェックインしていないんだ」と言いましたが、「先にチェックインしてきて」と言われてしまいました。むう、今日はもう香港まで出てしまうつもりなので、ここで宿泊はしないんだけど。
でもここで手続きができるなら、やってしまおうということで、近くの安ホテルを予約して、チェックインしました。そして再び中国銀行へ。そして手続き開始。何やら端末の操作が多そうで。中国聯通のオフィスと同じで、パスポートを撮影したりと大変です。旅券所持証明も提出しましたが、オネエチャンが一通り内容を確認したら返却されました。必ず必要かどうかはわからないですね。
そして手続きが完了です。よかった。GWに蘭州でと思っていたのですが、これで大丈夫です。とりあえず腹も減ったので近くの毒マクドへ。ホテルへ戻り、シャワーを浴びます。せっかくチェックインしたんですからね。そして一休みしたあとにチェックアウトしました。これから深圳へ行きますよ。
バスで常平火車站まで戻ります。切符売り場で切符を買いましたが、今だと路線が増えているので、以前のようにほとんど広州、深圳だけの販売のようにはいかないようで。一人ひとりの所要時間が長くて。イライラ。
C7099次 常平(14:59) – 深圳(15:36) 二等座44.5元
さてと深圳火車站に到着しました。羅湖口岸のあるところです。せっかくここまで来たので、茶葉世界へ行きましょう。まだ清明節前ですが、鉄観音は春茶が出ているかもしれません。単叢の新茶はまだかな。とりあえず中へ入ってぐるっと一周りします。緑茶は明前茶がでているようですね。
そしていつもの兄ちゃんの店へ。この兄ちゃんは、いろいろなお茶を試飲させてくれるし、扱っている茶葉もいいものが揃っているので、いつも行っています。今回はまず鉄観音の春茶を。「春茶だから、まだ高いよ」と言われ、2種類を試飲。最初に飲んだ方はいたって普通。でもその次に飲んだ方は、香りもよくて甘い。やっぱ試飲は大切ですね。ついでに烏龍茶も試飲しました。
四象は老白茶が好きなので、それも試飲させてもらいました。99年の福鼎白茶の茶餅です。あゝ、めっちゃ美味い。ちょっと癖のある味なんですが、思わず「あゝ、美味い」と口走ってしまいましたよ。兄ちゃんはお世辞で「おまえ、お茶を飲んで10年以上は経つだろう」と言ってくれました。ははは、まあ、飲み比べれば味の違いはわかりますよ。
あとは単叢や普洱も薦められたのですが、今回は鉄観音、老白茶、烏龍茶を購入しました。いつもこき使っている当旅游局のはな局員への土産で、同じものを半分にして真空パックしてもらいました。まあ、たまにはゴマすっておかないと無茶振りできなくなるので…。
さてと、今日はこのまま香港へ出るので、早めに切り上げました。ついでに余った人民元を銀行口座に入金してと。あとは歩いて香港へ。羅湖口岸、外国人の方はスカスカでした。手続きもすぐに終わって、香港側に入りましたよ。とりあえずMTRで旺角あたりへ行きますかね。
いつもなら上水で降りて、バスで空港まで行くのですが、今回は旺角まできました。実は、会社のオバチャンにオイルを買ってきて欲しいと頼まれていたんですよ。銘柄を指定されていたので、ドラッグストアや薬店をいくつか見て回ったんですが、売ってないですねえ。香港の街中、薬店はめちゃくちゃいっぱいあります。
佐敦まで移動してきましたけど、やはり見つかりません。他の銘柄のオイルならどれだけでもあるんですけどね。そろそろ腹も減ってきたので、休憩しますか。かと言っていいものを食べようとも思わず。近くにあった吉牛で巨丼を食いました。まあ、いつもこんな感じです。
さてと、もう買い物は諦めますか。今晩はどうしようかな。とりあえず尖沙咀あたりで安めの宿がないか探してみましたが、満室も多いし、これと言ってよさそうなホテルもなかったので、そのまま空港へ行くことにしました。空港のベンチで寝ましょう。佐敦からバスで空港へ。そして空港でしばらくウロウロして、ベンチで仮眠をとります。ちょっと寒いですが、おやすみなさいです。
2018年3月21日 香港~日本
朝方、寒かったので目が冷めてしまいました。飛行機の時間までもう少しありますね。とりあえず温かいものでも食べますか。セブンでカップ麺を買って食べます。あゝ、香港のカップ麺は日本と同じで中にフォークなどが入ってないんですよね。割り箸を渡されました。
そしてそろそろ出境手続しますか。チェックインはまたアプリでオンラインにて行いました。中にもドラッグストアがあったので、そこで違う銘柄のオイルを少し買いました。もしオバチャンがこれでもいいならと思ったからです。だいたい常備薬なので、似たようなもんですからね。
そしてゲート前で搭乗時間を待ちます。事前チェックでスマホの画面を見せるとやはりカウンターで端末を叩いていましたね。まあ、特に問題なく搭乗できるのでいいかな。係員のオネエチャン、英語で話しかけてくるんですが、「あゝん」と言ったら粤語に変わりました。「普通話でいいか」と言うと普通話に。まあ、問題なく使えるのが中国語の普通話なので。
あとは飛行機に搭乗して、帰国です。帰りは鯊魚でした。中のシートは初期タイプかな、紫色でした。今はグレーで、少しいいシートに変わってますよね。まあ、シートピッチは狭いので、窮屈なままの4時間ですが。日本へ観光へ行く香港人や中国人も多かったです。日本のガイドブックを見ている人もいましたね。次回香港で日本を紹介したガイドブックを買ってみようかな。
3月21日 UO1584 香港(09:10) – 名古屋中部(13:40)
そして無事に帰国。税関で久々にパックを開けられました。まあ、中には茶葉とカメラと服くらいしか入ってないんですけどね。あゝ、香港から戻ると金製品を持ち帰っていないかを聞かれます。まあ、あれですよね。最近、金の密輸が多いらしいですから。
さてと、あとは自宅まで。デパートで娘へのお土産を買います。ま、だいたいスイーツになっちゃいますけどね。今回の旅もこんな感じでした。次回はGWにまた。
ちょっとお知らせ
2017年9月30日に、三国志旅游局から三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」という書籍を発行しました。陝西省漢中市および勉県に残る三国志遺跡18ヶ所をまとめた書籍です。興味のあるかた、これから漢中へ行ってみようと思われている方は、是非ご購入ください。
息子も深圳で口座開き、スマホをもったので、パスポート切り替えの時は同じような面倒な手続きしないといけないわけですね。
ややこしいけど仕方ないですね。
以前上水の庶民的な店で相席で食べたワンタンメンがおいしかったです!
今の中国は何かと厳しいので、ちゃんと手続きをしないと凍結、解除されてしまうでしょうね。日本へ帰国したあとで、もう使わないのならそれでもいいのでしょうが。