局長の四象八牛です。
今日の風はすごかったです。外を車で走っていても飛ばされた砂が窓ガラスにあたったり。南からの風なのか、気温も急上昇したようで。普段はあまり体験できいないような強風の1日でした。さて、旅日記を続けますか。
2016年3月23日 広州~中山~珠海~澳門~珠海
昨晩は大雨だった広州、今朝は雨もやんでいるようです。でもまた降りそうですけどね。今日からはまた三国志遺跡巡りに戻ります。宿から広州南火車站は徒歩で10分ほどなので、歩いて行くことにします。
広州南火車站周辺の道路もご多分に漏れず、車道は広々としているのですが、歩行者の便をあまり考えていないようで、地下道を通ったりで結局は遠回りをしなくてはなりません。まだちゃんと歩道があるだけマシですけどね。火車站高架橋下の歩道には不気味な物体が転がって、モゾモゾと動いていたりもします。
朝飯は火車站内にあるファミマでおにぎりなどを買いました。広州南火車站のファミマでは無糖の緑茶が売っています。日本のメーカーの製品ですね。値段は中国系メーカーの普通のものの約2倍、日本のコンビニで販売されている値段と変わらないです。
今日はまずC7615次列車に乗って中山へ向かいます。ここ数回の旅で中山周辺はよく訪れていますので、だいぶん地理感も出てきました。今回の目的地は中山の南朗鎮なので、南朗火車站で下車できればよかったのですが、都合の良い時間帯に南朗火車站に停車する列車がなかったので、中山北火車站で下車します。
C7615次 広州南(09:00) – 中山北(09:29) 二等座40.0元
列車は乗り込むまでが大変なのですが、乗ってしまうと目的地へは早く着きます。バスに乗るのは簡単ですが、広州のような大都市からだと街から出るまでに時間がかかったりします。ですのでなるべく列車を利用するようにしています。
そして30分ほどで中山北火車站に到着しました。ここからはバスを乗り継いで南朗鎮へ向かいます。スマホの百度地図を使ってバスのルートを検索、だいたい正確にでてくるので助かります。まあ、バス停の名称が違っていたりすることもあるのですが、あとは感でなんとでもなります。
今日の行き先は中山と珠海とだけはな局員には伝えてあります。中山のどこに行くのかなどは言っていません。いや、大した場所ではないので言ってしまうと「なんでそんな場所に。」と言われかねませんので。
さて、バスは南朗鎮に到着しました。バスを降りて、あとは徒歩です。あゝ、また雨が降っていますね。雨が降ると機動力が下がるので嫌です。まあ、この時期はしかたないようですけどね。道路を横断してすぐに亨美村に入ります。
そして村の中心部へ向かって行きます。少し古い建物が増えてきました。もうこのあたりだと思います。あ、ありました。亨美武侯廟です。中には地元の人民バアチャンがいますね。さっそく中に入ろうとしたとき、雨脚が強くなってきました。隣にある祠の軒先に避難します。
しばらくすると雨は小降りになってきましたので、武侯廟に入りました。ここも中山市内の村々に点在する武侯廟の1つです。大体は小振りな孔明像が置かれています。もちろんこの武侯廟にも孔明像があるのですが、ここの孔明像は羽扇を持っていませんね。
だいたいは廟の入口にある対聯や、孔明像が祭られている壇の両脇に、孔明に関することが書かれていますので、確かに武侯廟であることが確認できると思います。ただなぜ中山市内にこれほど多くの武侯廟が点在しているかは、はっきりとはわかりません。たぶん土着系の神様になってしまっているのだと思います。
さあ、今回の中山はこれにて終了。続けて珠海の方へ向かいます。またバスを乗り継いで目的地へ向かっていきます。百度地図だけが頼りなのですが、やはりバス停の情報に多少誤りがあるようで、途中徒歩になったりもあります。雨が降っていなければなんでもないのですがねえ。
そして珠海の界涌村に到着しました。まあ、ここでの目的もまた武侯廟なんですけどね。中山を中心として、珠海にも数か所武侯廟があるようです。前回、1ヶ所を訪れていますので、今回は2ヶ所目です。
村の入口からしばらくは新しいアパートが並ぶ住宅街です。10分ほど歩くと里界涌に入ります。里は内側のという意味ですから、道路側からは奥まった場所にあります。村人に武侯廟の場所を聞き、言われた方向へ歩いて行くと、ありましたよ。この武侯廟も建の幅は一間しかありませんが、奥行きはかなりあります。
この武侯廟には文物碑が取り付けられていました。中の孔明像はちょっと不気味でしたが、ちゃんと羽扇を持っています。まあ、全国を代表するような武侯祠とは比べ物になりませんが、こうやって孔明を祭る廟が集中している地域も珍しいのではないかと思います。
さてさて、今日の目的地はあっさりと片付いてしまいましたね。ちょっと小腹がすいたので、はな局員と相談して、村の入口にあった食堂で昼飯にすることにしました。最近流行りなのか、よく見かける木桶飯です。まあ、なんてことはない木桶に入ったぶっかけ飯なんですけどね。木桶もそのままだと洗いにくいので、内側には金属の碗が入れられています。それでもなかなか美味しかったですよ。
お腹もいっぱいになったところで、バスに乗って拱北へ向かいます。拱北は澳門とのボーダーがあるところです。拱北に到着後、近くでホテルを探しました。Ctripで外国人が宿泊できそうなホテルを予約、予約完了のメッセージがすぐに来たので、まずはチェックインして荷物を置き、しばし休憩。
その後、またはな局員と拱北のボーダーまで戻りました。実は今回、中国大陸内での滞在日数が15日間となるので、ビザ免除期間ギリギリになります。ですので、一度澳門に出てリセットしておくことにします。もし何かあって予定通りに出国できない場合に困りますからね。
拱北口岸は混んでいるイメージだったのですが、この日はそれほど混雑もしておらず、すぐに通過することができました。澳門では特に目的もないので、何をするわけでもなかったのですが、はな局員がスマホを破壊してしまったので、代わりのスマホを物色してみることにしました。
澳門側に出てすぐ、携帯電話などを売ってみる店が並んでいます。新品も売っていますし、中古も売っています。ほとんどは値段の表示がないので、聞いてみるしかありません。しかし、安いものはあまりよくないですね。新品で特価品などもあり、使えそうなものもありました。ちなみにスマホなどは香港ドルでの支払いのみだそう。澳門のパタカは使えません。
はな局員はしばらく悩んでいましたが、今回は購入を諦めるとの結論をだしました。日本の携帯電話で国際ローミングを使うとのこと。まあ、最悪ネット絶ちすればいいだけですからね。そしてすぐに拱北口岸から珠海側に戻りました。
さて、夕食の時間です。拱北に着いたときに見つけた美国加州牛肉麺大王の店、ここで食べたかったのです。でもなんだかやっぱり李先生のパチもんぽい。中に入ってメニューを見たら、完全に似て非なるものでした。
四象はいつものごとく牛肉麺と魚香茄子飯を注文、はな局員は牛肉麺と凉菜です。牛肉麺の方はそれなりに食えたのですが、魚香茄子飯の方がゲロマズ。だいたい茄子の皮を剥かない魚香茄子なんて落第点ですよ。
うまい飯を食った後なら幸せに眠られるのですが、いまいちだったので不満が残りました。ホテルへ戻る前に、最近増殖中の貢茶に寄ります。以前、広東で働いていたときは、香港に行ったときによく飲んでいました。四象はタピオカミルクティーをテイクアウト。あとで聞いてみると、はな局員も美味しかったと言っていました。
そしてホテルに戻りました。もう潮湿の日が続いていますんで、靴も乾かないし、エアコンの除湿をかけると寒いので、暖房運転にして寝ます。洗濯をしてもまったく乾きませんからねえ。困ったもんです。
さあ、これで広東シリーズは終了。明日は飛行機で陝西省西安へ飛びますよ。陝西省まで行けば、多少は乾燥していることでしょうね。それでは、おやすみなさい。
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