局長の四象八牛です。
文頭コメントは、省略。
2019年8月14日 厦門~泉州~詔安~深圳
広州から乗ってきた列車は、朝方ほぼ定刻通りに厦門北站に到着しました。以前は、この列車も厦門島内まで行っていたのですが、島外にできた北站までの運行に変わっています。まあ、島内へ行かないのであれば、それでもいいのですがね。今日はすぐに列車を乗り換えて、泉州まで向かいます。
乗り換え時間は30分ほどあるものの、一度駅舎を出て、再度検査を受けている余裕はないのが中国です。そのため、到着ホームから乗り換え通路を通って、待合室へ直接入ることにします。これなら余裕で間に合います。でも次に乗る列車の切符を持っていないとダメなんですよね。以前ならなかなか難しい芸当だったんですが、今ではだいぶん簡単になりました。乗り換えもすんなり。
D3274次 厦門北(08:17) – 泉州(08:48) 二等座25.0元
泉州までは、僅か30分の乗車です。以前なら厦門島内のバスターミナルからバスに乗って、なんやかんやで2時間近くかかっていたような気がします。福建省沿岸都市を結ぶ高鉄が開業してから、移動が格段に早くなりましたね。さて、泉州に到着、さっそく市バスで目的地へ向かいます。
今はスマホでバス路線も検索できるので、本当に楽ですよね。ちょっと名の知れた場所なら、だいたいの場所も登録されていますし、以前とは雲泥の差。以前は、バスを乗り換えて近くまで行き、あとは延々と地元人民に聞き込みをしながら歩き回っていたんですから。今日最初の目的地は、泉郡三義廟です。迷うこともなく到着です。
泉郡三義廟、明代洪武年間の創建で、現在の建物も立派。祭られている劉関張の像は大きくないものの、1階にも2階にもあり。朝から地元の人民が多くお参りに来てますね。四像も中にいた爺様に声をかけられ、しばしの雑談。まあ、だいたいいつも同じ話ですよ。日本から来たとか、三国志が好きだからだとか。
さあ、次の目的地へ向かいますか。とりあえず泉州站に戻ります。泉州の街並み、歩道にはだいたいアーケードがかかってます。突発的な雨が多いからでしょうかね。日差しを防ぐためでもあるのでしょうか。時間にちょっと余裕があるので、泉州站で飯を食います。ついでに貢茶なども。
D6221次 泉州(12:25) – 詔安(15:37) 二等座77.0元
本日は、あと詔安に寄って、深圳まで戻るつもりです。泉州から詔安までは200km強の移動です。まあ、高鉄ですから2時間もかかりません。最高速度がたぶん160km/hの路線なので、それほど速いわけではないのですが、以前に比べたらですね。
詔安站に到着、バスの便はそれほどよくなさそう。そして行き先がマイナー過ぎて、だいたいの場所しか特定できていません。こんなときは暇そうなタクシーのオヤジを捕まえてですね、探させるわけですよ。地名を伝えると「知っている」というのですが、目的地のことは知らず。そう、ここにも華佗廟があるんですね。
とりあえず近くまで来ましたが、知っている人がいない。タクシーオヤジは、違う廟へ駆け込んで聞き込み。なかなか使えるじゃないですか、と思わせるだけの一般的な人民ドライバーです。手がかりは掴んだものの、あやふやな思い込みのままで出発。結局、また迷っちゃうんですよね。でもそんなこんなでなんとか華佗廟を発見します。
福建省の華佗廟、漳州の湘橋の方が有名で、そこが省内唯一ということになっています。でもここにもあったんですね。もちろんこちらの方はこぢんまりとした造りで、知っている人も少ないのですから、それも仕方ないのでしょう。でもちゃんと華佗像も祭られていますし、よしとしましょう。
そして詔安站まで戻ります。途中、タクシーのオヤジが相乗りの客を捕まえます。行く方向は同じ、それならちょっとでも稼ぎたいですよね。これくらいのことは日常茶飯事ですから、なんともありません。オヤジ、ご苦労さん。あとは深圳までの360kmを移動です。ホームに出ると雨が降っていました。
D2317次 詔安(15:51) – 深圳北(18:20) 二等座128.0元
そして深圳北站に到着です。ホテルは羅湖の方にとってあります。腹ごしらえをしてから、向かいますかね。まあ、カレー星人ですからカレーです。なんか深圳まで来ると、やっぱりあれですね。駐車場にピカチュウのBMWが停まっていたり。いや、そんなことよりカレーだ。
腹もいっぱいになりました。あとは地下鉄に乗って羅湖のホテルまで移動です。いつも泊まっている安いホテルです。場所がいいし、簡便な設備でもまったく問題がありません。
今日も強硬移動を頑張りましたね。シャワーを浴びます。明日はまた茶城へ行きますよ。帰国ももうすぐです。それではおやすみなさい。
ちょっとお知らせ
2018年9月24日に、三国志旅游局から三国遺址探訪叢書の新刊「魏武故里・亳州」を発行しました。曹操の故郷である安徽省亳州市に残る三国志遺跡16ヶ所をまとめた書籍です。興味のあるかた、これから亳州へ行ってみようと思われている方は、是非ご購入ください。
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