局長の四象八牛です。
次の出発まであと5日間となってしまいました。8月に入ってからも相変わらず暑い日々が続いています。暑いと外へ出るのも嫌になるのですが、家の中にいてもゴロゴロしてしまうという悪循環。8月の旅は広東省がメインですからね。暑さに耐えられるのでしょうか。台風も次々と発生していますしね。
2018年5月3日 石家庄~正定~涿州
さて、朝6時過ぎにはホテルをチェックアウト。近くの地下鉄駅へ向かいます。その前に朝飯を食っておきますかね。途中にあったマクドへ入ろうとします。すると人民オヤジから「老郷、地下鉄はどこだ」と聞かれました。誰があんたの老郷やねん。地元民でもない四象に道を聞くんじゃない。と思いつつも「そっちに行けばある」と答えてしまう謎の広東人でした。
そして地下鉄で博物院まで。その近くから正定の趙雲故里へ行くバスが出ているのですよ。以前は石家庄火車站前から正定行きのバスが出ていたような記憶があります。でも今じゃバス1本で行けてしまうんですよね。時代が変わったのか、便利になったものです。そうだ、Ctripで趙雲故里の門票も売っていないかな。検索してみると出てきました。もとが安いので割引も少額ですが、もう買っておきますか。
この乗り込んだバス、趙雲故里のすぐ近くまで行けるんですよね。あまり歩かなくて済むのは嬉しいことです。バスは40分ほどで到着しました。もうちょっと時間がかかるかなと思っていたのですが、あっという間に着いてしまいましたね。これなら中を見る時間もたっぷりと取れます。バス停から趙雲故里にある趙雲廟までは徒歩で5分もかかりません。
趙雲故里に到着しました。趙雲廟の前にある像が新しくなっています。以前のものよりかなり出来がよくなっていますね。ここ正定も観光地化に邁進しているようで、こういったところには金を掛けているのでしょうね。開門時間より少し早く着いてしまったのですが、写真を撮っている間に開きました。さっそく入ってみますかね。スマホで購入した門票の画面を出すと、端末でレシートのようなチケットを印字してくれました。
ちょっと先に用を足しに行きます。お、トイレの暖簾も趙雲ですね。これ、なかなかいいかも。どこかに売ってないんでしょうか。あとで売店でも覗いてみましょう。でもお土産屋ってあまりいいものは売ってないんですよね。ガラクタの山というか。これくらいのしっかりしたものは、いったいどこで手に入れてくるのでしょう。それも謎です。
あとは殿内の趙雲像などを見て回ります。どの像も新しくなっています。以前より造りがよくなっていますね。やはり観光地にある廟は金の掛け方が違いますねえ。まあ、これなら趙雲廟の未来は安泰ということでしょうか。それにしてもなかなか像の数も多い。見ているうちに、外の方から太鼓と鐘の音が聞こえてきましたよ。
中は十分に見て回ったので、太鼓の音のする方へ。大門を出たところで、オバチャンたちがチンドンしていました。まあ、中国ならどこでも見かけるような太鼓隊なんですが、太鼓は音も大きいので迫力はありますよね。しばらく見ていると終了しましたが、1日に何度も叩いているようです。
そして売店をちょっと覗いてみます。普段ならお土産物など買わないのですがね。壁側に掛けられていたTシャツ、なかなかいい感じ。娘に買おうかなと思い、子供サイズがないか聞いてみます。しかし大人サイズしかないとのこと。とりあえず一番小さなサイズのものを買ってみましたが、子供にはまだちょっと大きいですね。ほかの誰かにお土産として渡しますかね。
さ、これで次の目的地へ向かいますかね。まずはバスで石家庄市内へ戻ります。そして地下鉄で石家庄火車站へ行きます。石家庄の地下鉄は開通して間もないんでしょうか。車両も綺麗で、乗客もまだまだ少ないような気がします。とりあえずバス、地下鉄、地下鉄と乗り継いで火車站に到着です。
石家庄から涿州までは高鉄で100元。けっこう距離があるんですよね。乗車してしまえば僅か40分ほどで着いてしまうのですが。あとこの路線は切符が買いにくい。長距離はどうなのかわかりませんが、短距離の切符はなかなか競争率が高そうです。まあ、ここからはほとんどの列車が北京まで行きますからね。
G510次 石家庄(12:19) – 涿州東(13:11) 二等座100.5元
高鉄であっという間に涿州に到着。高鉄なので、涿州東高鉄站に到着しました。ここから街まではバスです。お、涿州のバスは微信支付が使えますね。それも一番簡単な方法、貼られているQRコードを読み込んで支払うと。まあ、小銭の準備をしなくていいというのがありがたいですよね。まずは古い涿州の火車站へ向かいます。
バスを降りて、少し歩きます。そして涿州火車站に着きました。火車站前から三義宮の方へ向かうバスが出ているのですよ。午後は三義宮を再訪しようと思います。門票はまたCtripで買っておきました。使わなければキャンセルも出来ますしね。便利です。そしてバスは出発。そして車掌のオバチャンと喧嘩を始める乗客。あゝ、中国ですね。
バスは街なかをチンタラと走ります。まあ、今日はもう三義宮へ行くだけですから、好きにしてくれです。そしてやっと三義広場まで着きました。涿州と言えば、ここの劉関張像がよく紹介されていますよね。でも意外と小さいような。暑さでめげそうですが、ここからは歩いて三義宮へ向かいます。
さっそく中へ入ってみましょう。ここも以前と比べるとだいぶん観光地のようになりましたね。以前は大門から地元のジイサンたちが「ガイドをするぞ」と中までずっとついていたのですが、今ではそんなこともなく。そのせいで以前は中で写真を撮っていなかったんです。でも今回は何の邪魔もないですから。
ここも蜀漢の人物たちの像が多いですね。写真を撮っていたらけっこう時間が過ぎてしまいました。今回の旅では、かなり多くの三義廟を訪れましたから、シメは涿州の勒建三義宮ですよね。さあ、涿州の街まで戻りますかね。バスに途中乗車しました。あゝ、このバスは来るときに乗ってきたバスと同じですね。車掌のオバチャン、また喧嘩するのかな。
さて、今日は涿州で宿泊します。以前は火車站近くの鍵さえない汚い招待所で泊まったのですが、最近はそうも行きません。やはり中級ホテルくらいには泊まりたいです。とりあえず外国人を受け入れるホテルも少ないようですが、今回はコフィテルにしました。由来は知りませんが、コーヒーと関係のあるホテルのような。なんじゃそれ。
ホテルにチェックインします。ここでは外国人宿泊登記の書類を2枚も書かされました。以前はどこでもよく書かされていたのですが、近年はオンライン化が進んで書類を書くこともなかったんですよね。久々に記入したのですが、これがなかなか面倒くさい。さらにパスポートをスキャンするとのことですが、スキャナーが動かないとか。チェックインにかなり時間がかかってしまいました。途中から登場したスキンヘッドのニイチャンに日本語で「ちょと待って」とか言われましたよ。
なんとか手続きも終わり、部屋へ。ドリップ式のコーヒーが置かれていますね。寝具も珈琲色のものが多いです。日本には無いようですが、どっかのグループ系のホテルなんでしょうか。まあ、どうでもいいですけどね。さてさて、夕飯を食べに行きましょう。ホテルのすぐ近くにカルフールもありました。以前はただの田舎街だったと思うんですがね。麺でも食べようかと思ったのですが、なかなか良さそうな店がみつからず。また毒マクドにするのもなんだか。カルフールの建物の壁に掛けられていたメニューを見て、その店で食べることにしました。麺は不味かったですが、魚香肉絲飯と羊肉は美味しかったです。
あとはカルフールでちょっと買い物。前回、昆明のカルフールで使ったアプリで、バーコードをスキャンしながら品物を選んでいきます。そして自動機のところでQRコードをかざして支払いと。でもここの自動機、何か変ですね。QRコードを読ませて支払いも終わったのに。店員に「なんか変だぞ」と聞いてみると、「え、そのアプリは今使えない」との答え。でも「もう支払ったぞ」と言うと、品物をチェックされて「もういいわ」とのこと。やはり運用がうまくいっていないのかもしれませんね。
さ、ホテルに戻ります。足の裏も相変わらず痛いし、それにも負けず今日も歩いたし。今回の三国志遺跡巡りは今日で終了。シャワーを浴びて汗を流します。あとはまったりと明日の事を考えます。まあ、もう大した行動はしないので楽ですかね。それでは、おやすみなさい。
ちょっとお知らせ
2019年11月3日(日祝):今年も神戸新長田で行われる六間道三国志祭に参加し、三国志遺跡写真を展示します。三国志旅游局が発行する三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」および「曹魏故里・亳州」や、三国演義の切手セットなども販売します。詳細は追って発表していきます。
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