局長の四象八牛です。
この土日は家でゴロゴロしていました。最近は土日に何かと外出していますから、疲れが残っているんですよね。昨日今日と昼寝もして、だいぶん身体が楽になりました。次はまた外出の予定、そしてその次は中国ですよ。
2018年5月2日 太原~陽泉~盂県~石家庄
今日はまず陽泉へ向かうことにします。ホテルをチェックアウトして、徒歩で太原火車站へ。朝一で列車に乗るときは、いつもかなり余裕を持って火車站まで行きます。時間が余ればどこかで朝飯でも食べようかと思っているのですよ。まあ、だいたいは火車站の近くに美味しそうなものでもあればと探すのですが、結局は毒マクドになってしまいます。
太原火車站でもやはり毒マクドになってしまいました。やはり火車站の中ということで値段も高い。いつもはマフィンを2つ食べるのですが、今朝は1つで我慢しておきます。若い頃は朝食などを食べずに夜まで行動を続けていたんですけどね。今じゃ、そこまでの元気も体力もありませんよ。
さて、列車に乗り込みます。陽泉までは普通列車なのですが、新しく出来た旅客専用線を走る列車です。動車ほどではないものの、それなりのスピードで走ります。到着するのは陽泉北火車站です。名前に陽泉と付けられていますが、実は盂県にある火車站なのです。そこから陽泉まではバスで移動することになります。
T8次 太原(07:27) – 陽泉北(08:19) 硬座19.5元
さて陽泉北火車站に着きました。今日は陽泉と盂県の両方で行動するつもりなのですが、まずは陽泉の方へ行っておきましょう。火車站前からバスが出ています。チケットを買おうと窓口へ行くと、「微信などは使えない、現金で」と張り紙がしてありました。どうも山西省の北部はこのあたりが遅れているというか。保守的な考えなんでしょうかね。
1時間弱バスで移動。陽泉の街に入りました。途中バスを降りて、乗り換えます。ここ陽泉にも三義廟があるとのこと。今回は三義廟ばかり訪れていますが、それほど多くの三義廟があるってことですね。そしてそれぞれに劉関張の像があり、表情もそれぞれ。まあ、一度は訪れておいてもいいのかなと思っています。
ここの三義廟、村の少し奥まった場所にありました。路地が迷路のようになっているので、たどり着くまでちょっとウロウロしてしまいましたが、なんとか到着。最近になって再建された廟のようですが、かなり立派です。さて、やはり大門は閉まっている。でも中からお経が聞こえてきますので、誰かいるのでしょう。よく見ると側門が開いていました。人影が見えませんが、お参りにくる人たちのために開けているようです。四象も入ってしまいます。
そして階段を登り、最上部の大殿へ。その中には劉関張の像が祭られていました。再建された廟なので、像も新しいですね。とりあえず清代のものと思われる「三義廟碑」なども残されていました。お経が流れつづけていますが、誰もいませんね。まあ、これで見るものは見られましたからいいでしょう。また側門から出るときに管理人らしき人民の姿が見えましたが。
さあ、これで陽泉はおしまいです。以前にも何度か訪れています。劉備山とかですね。もう山登りする元気などないのですよ。とりあえず盂県へ戻ることにします。バスは古い陽泉火車站前から出ているとのこと。陽泉火車站はもうほとんど列車がない火車站になってしまったようです。バスに乗り込みました。それにしても暑い。
そして盂県に戻りました。バスの終点が陽泉北火車站なので、そこで下車しました。さてさて盂県にも三義廟があるらしいのです。ネットで見つけた情報なのですが、地図を見てもその村が見つかりません。関連がありそうな地名を探して、そのあたりまで行きますかね。とりあえずタクシーの運ちゃんたちにも聞いてみたのですが、誰一人としてその存在を知りませんでした。これは難易度が高い。
このままウダウダしていても埒が明きません。まずは感を頼りに関連しそうな地名がある場所へ行きます。そして聞き込み開始。商店の店先にいた人民に聞いてみます。でも知りませんでした。すると近くにいた道路を掃除している人民も来ました。彼らはこの周辺のことに詳しいかもしれませんね。オバチャンが「三義廟は知らないけれど、そこの道を入って行くと廟があるわよ」と教えてくれました。もうこれくらいしか手がかりもないので、そこへ行ってみますか。
暑い中、僅かな希望を抱いて進みます。10分ほど歩いたでしょうか、廟らしき建物が見えてきました。そして前までたどり着くと、そうですこの廟です。これが三義廟ですよ。しかし残念ながら、また大門は閉まっています。その前でウロウロしていると隣家の人が「中に入るなら、側門の方から入っていけ」と教えてくれました。
側門の扉が開いたので中に入ります。誰もいないようなので、とにかく大殿内を見に行きます。ありました、劉関張の像です。しばらく見ていると、後ろから誰かが来ました。あゝ、ここの管理人さんですね。挨拶をすると、「暑いだろう、お湯でも飲んでいけ」と言ってくれました。確かにちょっと暑くて疲れていたので、しばらく休憩です。「よくこんな場所を知っていたな」と聞かれます。「ネットで見つけたんだけど、誰も知らなくてさ。来るまで苦労したよ」などと話をします。
これで今日の目的は達成です。管理人さんにお礼を述べて、立ち去ります。近くからバスで火車站に行こうかと思っていたのですが、バスがぜんぜん来ません。どうせなら早めに列車に乗って、移動したいんです。ちょっと疲れ気味なので、はやくホテルで休憩したいなと。タクシーも少ないのですが、なんとか一台捕まえて火車站まで。今度は動車の方で石家庄まで移動しますよ。
D1638次 陽泉北(14:48) – 石家庄(15:27) 硬座29.5元
そして石家庄火車站に到着。ホテルはちょっと離れた場所にあるので、まずは地下鉄で移動。そしてちょっと歩いてホテルに到着です。河北省はかなり外国人の宿泊に厳しいというイメージです。なかなか受け入れてくれる手頃なホテルがないんですよね。でもなんとか見つけられました。フロントのニイチャン、笑顔で手続きをしてくれます。宿泊する外国人も多いようで、パスポートなどの扱いも手慣れたものです。
午後4時過ぎにホテルに入るのは滅多にありません。ちょっと休んで夕飯を食べに行くことにします。まあ、まだ時間も早いですから、プラプラと散策でもしますかね。道路には鳥籠がいくつも置かれていたり、なんだか北方へ来た感じがしますね。かと思えば店先に乳のはみ出たマネキンがあったり。まあ、厳しいようでけっこう自由な中国だったりします。
そして夕飯、あれですね、また李先生ですが。なにか。李先生、普通は火車站の近くや繁華街など、人通りの多い場所に出店しています。でも石家庄の店舗は路地にあったりします。そのためかあまり客が入っていません。地元人民が入ってきても、まず値段を見て食べないで出ていきます。四象は食いましたが、店員のヒソヒソ話が聞こえてきます。「こんなに暇じゃ潰れちゃうわよ」とか「あの人50元も注文してんのよ。金持ってんのね」など。いや、四象も金持ってないですけど。でも普段の生活なら一人一食50元も出しませんわね。
さあ、腹一杯になりました。ホテルに戻ってシャワーを浴びます。あとはまったりと眠くなるまで。明日は趙雲故里を再訪して、久々の涿州へ行きます。それでは、おやすみなさい。
ちょっとお知らせ
2019年11月3日(日祝):今年も神戸新長田で行われる六間道三国志祭に参加し、三国志遺跡写真を展示します。三国志旅游局が発行する三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」および「曹魏故里・亳州」や、三国演義の切手セットなども販売します。詳細は追って発表していきます。
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