局長の四象八牛です。

今回は、手続きがメインで中国へ行ってきました。去年、パスポートを更新したので、番号が変わりました。中国の銀行口座や携帯電話番号は、古いパスポートの番号で登録してあるので、その登録情報を更新しておくためです。最近、中国はいろいろと厳しいので、放置しておくと後悔することになるやもしれませぬので。

icon-tag2018317日 日本~香港~中山

今回も名古屋から出発です。セントレアの午後便なら、当日の朝に自宅を出れば間に合います。もう若くないので、空港で寝たりはあまりしたくないですからね。バスの出ている隣の市まで車で行き、高速バスに乗り込みます。名古屋までは4時間強ですかね。

ひるがの高原サービスエリアで休憩

今回は、まず香港へ飛ぶということで、久々に香港エクスプレスにしました。まあ、名古屋からはピーチがないですからね。どうせ荷物も少ないし、機内持ち込み7kgまでの香港エクスプレスでも何の問題もありません。

そうそう、スマホに入れておいた香港エクスプレスのアプリ、オンラインでチェックインができるんですね。カウンターで並ぶのも面倒なので、それを使ってみることにしました。これでそのまま出国審査の方へ行けばいいだけです。座席の割当は、後ろの方でしたけど。

セントレアに着いて、出国審査の方へ。普通は紙のボーディング・パスを提示して中へ進むのですが、スマホの画面を提示します。係員が便名を確認して「モバイル通します」と言っていました。まだ紙の方が主流のようですからねえ。

とりあえず問題なく出国審査も終え、搭乗ゲートへ。そこで搭乗時間を待ちます。するとアナウンスで呼ばれました。あらら、四象なにかやらかしましたか。実は、オンラインでチェックインしているので、パスポート番号などが端末に登録されていないのだとか。ゲートの端末で登録されました。なんか面倒ですね。

そして搭乗、スマホ画面でQRコードを表示して、それをスキャン。これは問題なかったんですが、座席番号を紙のチケットで管理しているらしく、係員に呼び止められて、わざわざ座席番号を伝えました。なんかペーパーレス化はまだまだですかねえ。

名古屋スペシャル「手羽先」

ま、そんなこんなで「手羽先」号は飛び立ちました。香港までは3時間半くらいですか。もちろん機内食もなんにもないですから、暇で暇でしょうがないです。たまに窓の外を眺めるくらいですかね。

3月17日 UO1585 名古屋中部(14:25) – 香港(17:55)

噴煙を上げる桜島の上空

出発は少し遅れたものの、香港へはほぼ定刻で到着しました。たぶん飛行予定時間をサバ読んでるんでしょうね。今回は香港へ入らず、そのままフェリーで中山へ行きます。所用で来たのですが、手続きは平日にするので、土日はまた遺跡巡りですわね。

フェリーのチケット買いました

中山へ行くフェリーの本数はそれほど多くないです。でも深圳へ入ってしまうと移動が面倒なんですよね。香港空港でしばらく時間を潰します。コンビニでサンドイッチなどを買って夕飯にしますかね。さすがに1杯HKD100以上する麺とかを食べようと思わず。

とりあえず中港7日SIMをスマホに入れて、アクティベート。Ctripで中山のホテルを予約しましたよ。そしてフェリーに乗り込みました。約70分で中山の港に着きます。でも「中山港のポートに空きがないので、到着が遅れます」とか放送されて。まあ、どうにでもなれ。

そして20分ほど遅れて中山港に到着です。中国の入国審査は何事もなく終了。もう市バスもない時間ですから、タクシーでホテルまで行きますかね。スマホで滴滴だと50元と出ています。外にたむろしている運ちゃんと交渉します。雲助は「80元だ」と行ってきました。四象は「ふん、50元でいいだろう」と言うと、雲助は「もう夜中だから、70だ」と言います。すると横から「60元」というオヤジが出てきました。まあ、この辺りが手の打ちどころですかね。こんなところにいつまでもいたくないですから。

60元オヤジのタクに乗ります。港の駐車場が混雑してます。60元オヤジは「チーヨーチーリー」とか言い出しました。「はいはい、岂有此理って言いたいのね」と四象は苦笑い。ほんと発音が独特で、楽しい60元オヤジでした。もう夜なので、運転も好き放題。交差点も側道へ入って信号無視するとか。まあ、中国なのでこんなもんです。

今夜は錦江之星風尚

なんとか無事にホテルに到着です。最近は、Ctripで先に決済しておくとデポジットを預けなくてもいいことが多いので楽ですね。夕飯はもう済ましていたので、シャワーに入って就寝します。今日だけで陸海空の移動をしましたので疲れました。では、おやすみなさい。

icon-tag2018318日 中山~広州~桂林

また来ました中山。もう何回目ですかね。それというのも中山珠海には、なぜか「武侯廟」がたくさんあるという。数年前からいくつも訪れて、もうないだろうと思っていたら、やっぱりまだあったと。それならまた訪れるまでということで。

朝の中山。まだ人通りも少ない

ホテルをチェックアウトして、市バスで目的地へ向かいます。まずは1ヶ所目、濠頭村にある武侯廟へ。以前も濠頭村は訪れていて、二村にある漢忠武侯廟は訪れていたんです。でも三村にもあるらしいと。今日はそっちへ行ってみましょう。

濠頭三村の武侯廟

バスを降りて、少し歩くとすぐに到着。まあ、事前に百度地図で場所を特定しているんですけどね。三村の武侯廟は新しく、小さなものでした。中には巨大な香がたくさん吊るされていて、孔明像も。でもこの像は孔明っぽくないなあ。地元のオバチャンたちが不思議そうに話しかけてきましたよ。

武侯廟内部。金ピカ像は孔明なのか

さてと、お次も武侯廟へ。濠頭村の隣にある白廟村にもあるそう。そんなに遠くはないので歩いていくことにします。中山も工業地帯なので、どの村にも工場があります。まあ、最近は珠三角で働く人民も少なくなってきたようですけどね。そして白廟武侯廟に到着。

この武侯廟は清代の創建のよう

お、こちらの武侯廟は少し大きいですね。そして古そう。どうやら清光緒年間の創建のようです。さっそく中に入っています。しかし、孔明像はなく。代わりに諸葛武侯の肖像画が置かれていました。廟は近年修復されたようですが、新しい像を置くまで手が回らなかったんでしょうかね。まあ、いずれは孔明像も祭られることでしょう。

武侯廟内部。諸葛武侯の肖像画だけだと寂しい

お次は少し離れた南朗鎮の方へ行きます。少し歩いてバス停まで。そこからまた市バスに乗って移動します。まあ、中山市内の交通の便はよいので。崖口村まで来ましたよ。実はここ、一度訪れているんです。でもそのときは、村人に聞き込んで進んだものの、違う武侯廟にたどり着いてしまいました。それで崖口村にはないと思っていたんですが、実はやはりあったと。

崖口村の武侯廟

ここもバスを降りて、少し歩くとすぐに到着。以前は村の北側で探していたので見つからなかったようです。廟は村の南側にあって、崖口はけっこう大きな村なので、北側の人民は知らなかったのかもしれません。こちらも清光緒年間の創建のようですね。

武侯廟内部。緑の尖椒が印象的。

こちらも中山の武侯廟らしき佇まいです。まあ、たくさんあるんですが、だいたいはこんな感じなんですよね。孔明像も羽扇を持ったそれらしい像もあり、皇帝のような感じの像もありと。未だになぜ中山に武侯廟が数多く造られたのかがわかりませんけどね。

中山の村はだいたいこんな感じ

さてと、これで中山での目的は達成しました。意外と早く終わってしまいました。とりあえず昼なので、どこかで何かを食べますかね。南朗鎮まで戻り、火車站の近くの食堂で木桶飯を食べることにしました。肉が少ないのですが、美味かったです。

魚香肉絲木桶飯。肉が少ない

さて、これから広州まで移動します。南朗から広州南まで列車に乗ります。南朗は列車が少ないのですが、これから中山まで戻ってもあまり時間的に変わらないかなと思い、南朗で少し待って乗ることにしました。

南朗の城際鉄道火車站

C7650次 南朗(11:51) – 広州南(12:43) 二等座50.0元

珠海広州を結ぶ城際鉄道、今は途中の火車站から乗車すると座席指定はなく、空いている座席に座るという方法に変わっていました。CRHの車両も新しいものは、かなり内部が簡略化されています。まあ、短距離ですからね。簡便さを優先しているのでしょう。

切符と食料

さてと、これから桂林まで移動します。12306で前もって切符を買っておいたのですが、早く広州南火車站に着いたので、乗る列車を変更しました。広州から桂林までは列車で3時間ほど、今からなら夕方には桂林に到着できますね。やはり早くたどり着けるなら、その方が楽でいいですから。ただ変更した列車は桂林北火車站で下車です。もとの列車は桂林火車站で下車だったので、桂林に着いてからバスで移動です。

D2960次 広州南(14:10) – 桂林北(16:53) 二等座137.5元

以前なら、広州から桂林までは普通列車で湖南省を経由していましたから、一晩かかったんですよね。でも今じゃ高鉄で3時間。さらに寝台切符より安いと。これなら何か理由がなければ高鉄に乗っちゃいますよね。さあ、桂林北火車站に着きました。

桂林北火車站に到着です

今晩のホテルは、桂林火車站の近くにとってあったので、市バスで桂林火車站の方へ移動します。桂林の街中はけっこう渋滞が酷いのですよ。まだシーズンじゃないですが、観光客もそれなりにいますね。さすがに有名観光地です。

如家酒店です

そしてホテルにチェックイン。少し休んでから飯を食いに行きます。何を食べようかなと迷っていたのですが、少し歩くと蘭州拉麺の店があったので、そこにしました。なんだか歩き回るのも嫌なので。でもこの店、麺が不味かった。なんか変な薬品のようで。

蘭蘭デブセット

食べ終わるとホテルに戻りました。ちょっと蒸し暑い感じ。今日はもう何もする気がないので、シャワーを浴びて、まったり状態。そろそろ寝ることにしますかね。それでは、おやすみなさい。

icon-checkちょっとお知らせ

2017年9月30日に、三国志旅游局から三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」という書籍を発行しました。陝西省漢中市および勉県に残る三国志遺跡18ヶ所をまとめた書籍です。興味のあるかた、これから漢中へ行ってみようと思われている方は、是非ご購入ください。

三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」