局長の四象八牛です。

文頭コメントは、省略。

icon-tag2019811日 珠海~中山~広州~韶関

さて、今日からは遺跡巡りを開始です。また珠海へ来ているということは、以前から続く武侯廟巡りとなります。情報を探り続けながらですから、一度に全てを訪れるということができません。何度も同じ街を訪れ、一つずつ潰していくしかないのですよ。

昨晩は遅く寝たのですが、朝6時にはもう外へでる準備がすんでいます。列車の時間までには、もうちょっと時間がありますので、朝メシを食べに行きますかね。まだまだ蒸し暑い季節ですが、朝方は少し涼しいかな。とりあえずいつもの毒マクドでいいでしょう。

拱北でも朝は静まり返ってます

毒マクドで猪柳麦満分食らいます

そして、ちょっと拱北口岸の前を散歩。澳門へ行く人民で賑わってますね。それから珠海城際站へ。ここから列車で中山へ向かいます。やはり列車での移動が一番早いですからね。さあ、出発です。

珠海城際站へ向かいます

珠海站は終端の火車站です。線路もここまで

C7602次 珠海(07:25) – 中山北(07:50) 二等座30.0元

乗車20分強で、中山北城際站に着きました。ここからはバスで最初の目的地である濠头村へ向かいます。バス料金もモバイルQRコードで支払います。もう小銭を持っていなくても困らない時代です。というか、逆にQRコードで支払えないと困る時代になってしまったのかも。濠头村中山城際站の方が近いのですが、停車する列車が少ないのですね。

中山北城際站です。低コストな建物ですから、見栄えはしません

濠头村、実はなんども来ています。その度に武侯廟を訪れているのですが、また来ましたよ。そう、この村には3つも武侯廟があるんです。わかっていれば一度の訪問でよかったのにですね。濠头村が一村、二村、三村と分かれているので、それぞれの村に1つずつあるというわけです。

着きました。濠头武郷侯廟です

今回もだいたいの位置は目星をつけてきたので、それほど苦労なく到達です。こちらは「武郷侯廟」となっていました。内部はやはり質素なのですが、ちゃんと孔明像は祭られています。そして村民が毎日お参りに来ていますので、香は絶えることがないようです。さあ、幸先のよいスタートになりました。

内部にはもちろん孔明像が祭られています

さて次々と行きましょう。またバスに乗って、近くの村へ移動です。ここも以前に近くまで来たなという場所ですが。スマホの地図でバス路線を検索できるので、非常に便利です。ただ、たまにバスが来なかったということもありますけどね。とりあえず村に到着。立派な牌坊をくぐります。

村の入口に立つ牌坊

これくらいの村だと、勘だけで目的地の場所がわかるようになってきました。だいたいこの辺りだろうなというところまで行くと、目の前にあったり。不思議なものですね。でも廟の位置などは風水で決めているのでしょうから、自然とそこまで流れていけるのかもしれません。

宮花武侯廟。ほぼコンクリとタイルの建物

珠海中山にある武侯廟は、それなりに歴史のあるもののようです。大体は清代の創建。それでも一度荒廃して、最近になって建て直されたというものが多いです。なので建物自体はコンクリート、そこにタイルを填めてと。ちょっと味気ない感じですが。

内部中央が、孔明像。羽扇を持っています

さて、次は中心部を離れて、西の方へ移動します。またバスを乗り継いでの移動です。15kmほど西へ、バスだと小一時間はかかってしまいますね。もうお昼近くですから、また暑くなってきました。いつもタオルがびしょ濡れになります。売店で水を買ったりして、水分補給をしながら、ゆっくりと歩き続けます。そして嶺後亨という村に到着。

近年再建だが、かなり豪華な佇まい

この村の武侯廟も近年再建されたものですが、お金をかけたようで、なかなか立派な仕上がりとなっています。内部の孔明像は、ちょっと神様っぽい造りになってしまってますね。それでも羽扇を持っていますから、すぐに誰かとは判別できます。そしてその隣には華佗像も祭られていますね。やはり人気のある華佗。

内部の孔明像。大帝となり、羽扇も持ってます

こちらは華佗像

次は南頭へ行くことにします。南頭には城際站があるので、最初は列車で行こうかなと思っていたのですが、ここから中山北站へ戻って列車に乗るにしても、時間がかかってしまうので、このままバスに乗っていくことにしました。検索してみると、ちょうどよい路線もあったので、臨機応変に行きましょう。それにしても暑い。バスの中は涼しいですけどね。

南頭の孔明街に到着

そして本日の最後、南頭孔明街へ。ここにも武侯廟があるのです。いや、もう何箇所回ったことやら。ほんと好きじゃないとこんなことできませんよ。そして孔明街へ到着。廟はすぐに見つかりました。こちらは「武郷侯帥府廟」となっています。規模も多少大きく、再建されてからの時間も長いようです。さっそく中を見せてもらいます。ここもなかなか立派な造りとなってますね。本日の締めもよし。

武郷侯帥府廟の扁額

武郷侯帥府廟内部の孔明聖殿

さあ、暑い中で最後の気力を振り絞って、南頭城際站へ向かいます。バスがなかなか来ず、ちょっと不安に。まあ、来ないなら来ないで車でもバイクでもなんでも捕まえられますからね。交通手段にはあまり困らない中国です。南頭站で切符を発券してもらいます。あとは広州南站で乗り換えて、広東省の北側にある韶関まで行きますよ。

南頭城際站は下に道路が通ってます

切符を2枚発券してもらう

まずは広州南站へ向かいますよ

C7728次 南頭(17:10) – 広州南(17:28) 二等座20.0元

僅か20分弱で広州南站に到着。次の列車までは、まだ時間があります。ちょっと夕飯タイムですね。何を食べようかな。さすがに広州だと選択肢はかなり広がるんですけどね。今日は暑い中を歩き回ったので、食欲もあまりありません。ということで、全家(ファミマ)でおにぎりとかサンドウィッチを買いました。おにぎりはそれなりに食えるのですが、サンドウィッチはパンがボソボソであまり美味くありません。

待合室。すき家もスタバもあるし

僅か50分で韶関に到着です

しばらくボーッとしていると列車の時間です。乗り込んで僅か50分で韶関に到着。今では、高鉄の方が韶関站になっています。以前の火車站は韶関東站です。宿泊は街中に近い、以前の火車站横にあるホテルを予約してあります。行動するには、あちらのほうが便利なので。とりあえずバスで韶関東站へ。そしてホテルにチェックインです。

G6118次 広州南(20:00) – 韶関(20:51) 二等座104.5元

韶関東站。列車も減ったのか、静かです

珠海のホテルとは違い、キレイで広い部屋。まあ、あっちは観光都市ですからね。同じ広東省でもだいぶん違いますよ。さあ、シャワーを浴びて、また明日がんばりますか。それでは、おやすみなさい。

キレイで広い部屋のホテル

icon-checkちょっとお知らせ

2017年9月30日に、三国志旅游局から三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」という書籍を発行しました。陝西省漢中市および勉県に残る三国志遺跡18ヶ所をまとめた書籍です。興味のあるかた、これから漢中へ行ってみようと思われている方は、是非ご購入ください。

三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」