局長の四象八牛です。

四象の田舎もやっと春らしくなってきました。まだ桜は咲き始めなんですが、暖かい日が増えてきました。でも風が強い日が多いかな。今回は、帰国前に香港の空港で夜を明かしたので、風邪を引いてしまいました。ちょうど気温が下がった日の夜で、寒かったです。

icon-tag2018319日 桂林~陽朔~桂林~広州

朝、ベッドでウトウトとしていると、雨音が聞こえてきました。窓から外がはっきり見えなかったのですが、けっこう強い雨のようです。雨が降ると、外に出るのが億劫になってしまいます。今日は特に急ぐこともないので、朝はゆっくりとしています。

雨が小降りになったので

ときどき外を眺めながら、雨が小降りになってきたところでホテルをチェックアウトしました。今日はこれから葡萄鎮へ行きます。前回桂林に来たときにも訪れたのですが、今回また訪れることにします。ホテルの前にちょうど平楽行きのバスが停まったので、そのバスに乗り込みました。中には欧米人が数人乗っていました。彼らは陽朔の方へ行くようです。バスのオバチャンも欧米人には親切なのですが、四象のような中国人にしか見えない外国人には冷たいです。金を払ってお終い。

葡萄鎮に着きました

バスは市バスのバス停などで客引きをしながら進んでいきます。だから桂林市街地を出るまでにかなり時間がかかります。まあ、今日はのんびり行きますかね。しばらくして葡萄鎮に到着しました。雨もほんの少しだけ、これならまだ行動できますね。

朝飯で肉まん

ちょっと小腹が空いたので、包子の店で肉まんとあんまんを買いました。あんまんは豆沙と書いてあったんですけど、小豆餡じゃなかったです。紅棗かな。まあ、美味かったのでよかったです。

翠屏まではバイタク

さてと、今日の目的地は周寨村翠屏です。以前にも一度訪れているのですが、ここも諸葛孔明の末裔たちが暮らす村なんですよね。前回はまだ観光開発も始まっていなかったのですが、その後新しく武侯祠なども造られたそうなので、また訪れてみることにします。バイタクのオヤジに「翠屏まで」と言うと、前回は「孔明のところか」と聞かれたのですが、今回は「五指山へ行くのか」と聞かれました。

カルスト地形が広がる

そうなんです、あれから開発されたのは五指山なんです。その麓に武侯祠が建てられたとのこと。そして五指山から眺める景色は、写真撮影家に人気が出てきているようです。とりあえず目的はその武侯祠なので、五指山まで乗せていって貰いました。20分くらいですかね。

諸葛孔明の末裔たちが住む翠屏を通り過ぎると、すぐに五指山に到着。あゝ、ちゃんと武侯祠もありますね。バイタクのオヤジが、手前の畑にいたオヤジに声をかけました。たぶん、ここの管理をしているオヤジですね。五指山の門票は50元、別に山に登りたいわけではないのですが、せっかく来たので登ってみますかね。貧乏旅行のときだったら絶対に登らなかったでしょうけど。

五指山からの眺め

15分ほど石段を登っていきます。山頂へ着くと四方に視界が広がりました。カルスト地形が広がる大地、点在する村。なかなかいい眺めですね。この五指山の周辺にある村々に諸葛孔明の子孫たちが暮らしています。

撮影基地としても売り出したい

そして山を降り始めると、また雨が少し降り出しました。とりあえず麓の武侯祠を見ておきますか。まあ、新しく造られた武侯祠で、規模もかなり小さなものです。そして中には、それほど大きくない孔明の立像がありました。ここももっと観光地として客が来るようになれば、この武侯祠ももっとよくなって行くのかも知れません。今のところは寂しい感じだけです。

諸葛孔明の立像

翠屏の五指山麓にある武侯祠

せっかく来たので、また翠屏の方へも行ってみますか。少し歩いていくと、他の観光客に声をかけられました。五指山のことを聞かれたのですが、門票が50元だったと言うと、行くのをためらい始めていました。まあ、10元くらいなら行くんでしょうけどね。そして、四象は翠屏の諸葛宗祠へ。

諸葛宗祠内。こっちの方がいい感じです

諸葛宗祠内、前回と来たときとあまり変わっていませんでした。相変わらず諸葛さんたちがカードで遊んでいます。また雨が強くなってきたので、しばらく雨宿りです。ここの諸葛さんたちは、あまり話しかけてきませんね。

諸葛さんたち、真剣です

さてと、雨も小ぶりになったので、歩いて葡萄鎮まで戻ることにしますかね。祠の前のバイタクを見てみると、諸葛さんのバイタクでした。電話したら乗せてくれるのかな。まあ、中でカードをしているのかもしれないですね。そっとしておきましょう。

バイタク諸葛号

小一時間歩いて葡萄鎮まで戻りました。途中、大型の観光バスが出入りしている観光地もありました。侗寨だったか瑶寨だったか。まあ、広西の少数民族の村を模した観光施設ですね。舞踊などいろいろと見られるようですが、まあ、だいたいは漢族が演出してますんで…。お察しください的なところです。外国人は行かないですね。

古い街並みも残る

葡萄鎮からまたバスに乗り、桂林まで戻りました。桂林に到着するころ、大雨になってしまいました。バスターミナルに到着して、しばらくバスの中で雨宿り。小ぶりになってきたところでバスを降りましたが、まだけっこう強く降っています。もうこれで予定もないですから、何か食べに行きますかね。

桂林に戻ると大雨でした

雨の中をしばらく歩いて、繁華街に出てきました。バーガーキングがあったので、そこでワッパーでも食いますか。とりあえず雨宿りしたい。今日は夜行列車に乗って、広州まで戻る予定です。まあ、高鉄に乗れば夜には広州へ戻ることができるのですが、わざわざ広州でホテルに泊まるのも面倒なので、夜行の寝台で移動します。

毒じゃない方

まだ時間があるので、近くの新華書店へ行きました。10年くらい前なら、書店で地図を買ったりといろいろ楽しかったんですが、今じゃ中国でも書店は寂しい。とりあえず見て回りましたが、あまりいい書籍もなかったです。最近は、書法などが少し気になるので、それらを見たり。でもまだ買う段階までには至っていません。

今じゃ新華書店も寂しい限り

さてと、茶でもしばきますか。貢茶があったので、珍珠奶茶を注文しました。ちょっと寒いので温かいやつを。作るときは冷たいんですが、蒸気を注入して一気に温めているんですね。なるほど。お店のオネエチャンは愛想がよかったです。最近は貢茶などの飲料店が多くて、なかなか美味いんですよ。ペットボトル飲料を買うくらいなら、こちらの方がいいですよ。

貢茶の珍珠奶茶

あとは地下街などで時間を潰します。今回はあまり計画を詰めてませんでしたから、こんなもんです。いつもならけっこうきつい行動が続くんですけどね。そして市バスに乗って桂林北火車站まで行きました。とりあえず近くの売店で少しだけ買い物。

桂林北火車站。日も暮れてきました

そしてやっと乗車の時間です。列車に乗り込み、ちょっとカップ麺でも食いますか。あとは何もすることもないので、寝るだけです。でも最近は寝台で寝るのもきつくなってきたかな。それも下段じゃないときつくて。まあ、それは四象がデブだからですがね。

下鋪じゃないと窮屈です

K950次 桂林北(20:50) – 広州(07:48) 硬臥下鋪208.0元

さあ、これで明日の朝には広州です。今回の遺跡巡りはこれで終了。明日はメインの諸手続きを頑張ります。それでは、おやすみなさい。

icon-checkちょっとお知らせ

2017年9月30日に、三国志旅游局から三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」という書籍を発行しました。陝西省漢中市および勉県に残る三国志遺跡18ヶ所をまとめた書籍です。興味のあるかた、これから漢中へ行ってみようと思われている方は、是非ご購入ください。

三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」