局長の四象八牛です。

GWの旅から戻って初めての週末ですね。やはりちょっと疲れが残っているからなのか、ゴロゴロばかりしています。まあ、去年転職してから長期の休暇があまりとられないんですが、それでも中国へ行こうといろいろ画策していますよ。

icon-tag201753日 綏徳~西安

K8182次列車は、昨晩30分ほど遅れて発車したので、綏徳に到着も30分ほど遅れました。まあ、本来なら5時到着だったので、30分くらい遅れてもどおってことはないですね。列車を降りると、外はまだ薄暗かったです。しかも小雨が降ってきました。

綏徳火車站

ちょっと歩きだすと雨が強くなってきました。もうちょっと明るくなるまで雨をしのげる場所で雨宿りをすることに。今日の目的地は呂布廟の1ヶ所だけなので、ゆるりと行きましょう。

呂布廟、中国ネットには写真も載っていて、だいたいの場所はわかっています。火車站の裏側にある村にあるような気がするんですが、正確な場所はわかりませんね。とりあえず村までは鉄道線路を越えないとダメなので、ぐるりと大回りをして高架橋の下をくぐり抜けました。

ううん、これかなあ

火車站の裏側の山の上に、何か建物が見えます。感じとしては廟のような気もするのですが、何か違うような気もします。とりあえず行ってみるしかないですかね。

そしてたどり着くと

山の上まで登ってきました。建物は確かに廟ですね。近づいてみると、やはり呂布廟でした。でもネットの写真で見たものと違うなあ。これは真新しい感じです。扉が閉まっていて、中に入られないのかなと思ったら、施錠はされておらず、扉は開きましたよ。

呂布と貂蝉の像でした

中に祭られていたのは呂布と貂蝉でした。ネットの写真で見たものとは違うなあ。呂布は若くて凛々しい感じだし、貂蝉も若くて美しい。とりあえず呂布は方天戟を持っていますね。どうしてもこれがないとダメなんでしょう。

三英戦呂布の図

廟の入口に立てられていた説明文を読んでみると、2009年に綏徳火車站が火事になり、その周辺の建物は、延焼を防ぐために全部埋められてしまったのだとか。そして2013年になって、この新しい呂布廟が再建されたのだと。

廟内に置かれていた写真

あ、廟内に写真が置かれていますね。これ、ネットで見た呂布廟内部の写真じゃないですか。やはり古い方の写真だったんですね。古い方もなんだか味のある感じでしたので、なくなってしまったのは残念です。

呂布故里と大きな文字が

廟から少し降りた場所には「呂布故里」の文字が立てられていました。陝北には「米脂婆姨綏徳」という言葉が残っているんです。米脂綏徳の北にある県、ここの女性は非常に美しいんだとか。なので貂蝉故里とも謳っています。そして綏徳の男は勇ましく強いと。まるで呂布と貂蝉そのままを表しているような。まあ、実際の処、呂布と貂蝉の故里は諸説ありますし、貂蝉は架空の人物。でもモデルになった人物はいたんでしょう。

呂布廟旧址

新しい呂布廟から、ちょっと下の方へ降りると呂布廟旧址がありました。ここが本来の場所だったようです。方天戟を持った呂布像も立てられていますね。

実はここ、丁原と牛三女の住んでいた場所なんだとか。牛三女は呂布の母親で、丁原の元で一緒に養われていたそうで。どこまで本当の話かはわかりませんが、民間伝承なんてそんなもんですよね。

最後にもう一回呂布像

さてさて、今日はこれで満足しました。雨の中を歩いて火車站まで戻ります。いや、あっさりと見つかったので、西安へ戻る列車までまだまだ時間がありますね。でも今日は疲れもあるので、もう別の場所へは行きません。

水餃、美味いですねえ

とりあえず朝飯でも食っておきますか。火車站前の食堂に入りました。麺か餃子、それならやっぱり餃子かな。お店の老板は「手工だ」と言っていましたが、どうみても普通の冷凍餃子のような気が。まあ、それでもなかなか美味しく食べられましたよ。

そして隣の売店で肉夾饃を2つ買って、火車站の待合室で座っていることにします。1本早い列車に変更してもよかったんですが、今日は特に予定を詰めていないので、そのままにしました。

モバイルWi-Fiルーター

今回もモバイルWi-Fiルーターに聯通香港の中港7日上網卡を差して使っています。今回は4Gの方を使っていますんで、通信もサクサク感があっていいですよ。山の中じゃなければ、ほとんどLTEで電波を掴みますしね。まあ、Twitterくらいつながっておかないと寂しい気もしますんで。3Gよりデータ通信量が少ないような気もします。

銀川から来たT263次列車です

さてと、列車で西安へ戻りますか。6時間の乗車なので寝台にしました。昼寝します。やはり移動が続いていたので、疲れているんですよね。四象は寝不足に弱いんで。今日はちょうどいいぬるい予定で。

T263次 綏徳(13:01) – 西安(19:03) 硬臥下鋪136.0元

そして西安に到着。ホテルを探しますか。Ctripで去年泊まった海友酒店を予約したのですが、行ってみると「外国人はダメ」と断られました。もうね、中国の面倒くさいところはこれなんですよ。去年は大丈夫でも、また公安局からお達しがでたんでしょうかね。別に漢庭系列の海友酒店くらいなら、特に危険もなく宿泊できるでしょうに。

結局、ちょっとよさげなホテルに

まあ、ホテルはいっぱいあるんですが、またお断りされると面倒なので、中華星付きホテルにしましたよ。値段は海友の倍ですけどね。それでも3,500円くらいで宿泊できるなら別にいいかなあ。

久々の毒マクド

夕食は毒マクドにしました。ちょっと李先生ばかり続いていたので、たまには違うものも食べたいなと。まあ、西安はいろんなお店があるので、食べようと思えばなんでもあると思うんですが、1人だと食事が面倒なんですよねえ。簡単に毒マクドでいいや。

そしてホテルに戻って、ビールを飲んで、シャワーを浴びて、おやすみなさいです。

icon-checkちょっとお知らせ

2017年9月30日に、三国志旅游局から三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」という書籍を発行しました。陝西省漢中市および勉県に残る三国志遺跡18ヶ所をまとめた書籍です。興味のあるかた、これから漢中へ行ってみようと思われている方は、是非ご購入ください。

三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」