局長の四象八牛です。

なんだかんだと考えている間に、すでに3月も半ば。月日が流れるのも早いですねえ。今年で平成の世も終わりだとか。これからの世の中、どうなっていってしまうのでしょうか。今年はちょっと違うことを始めようと思い、三国志遺跡巡りも収束に向かっていくのか。もうほぼ行き尽くした感はあるのですが、実はまだまだかもしれません。

icon-tag20181229日 長沙~耒陽~桂陽~耒陽~金華

それでは張り切って行きましょうか。まずは朝飯で、昨晩買っておいた合味道を食べます。蓋をめくってみると、あらら見慣れない内蓋が入っていました。何か食品衛生法みたいなのが変わったんでしょうかね。まあ、味は変わらず。香辣牛肉風味、美味しいです。

合味道香辣牛肉風味

チェックアウトでロビーへ行きます。中国人が数人座っていますね。このホテル、長沙南火車站までの送迎もしてくれます。「もうちょっと待っていれば一緒に送るよ」と言われたのですが、さほど遠くもないので歩いていくことにしました。中には時間にルーズな人間もいますから、待っていてギリギリになり焦るのも嫌ですしね。

朝方の長沙南高鉄站

火車站に着きました。さて、もう少し時間がありますねえ。今日は昼飯を食えるかどうかもわからないので、もう少し何か食べておきますか。まあ、毒マクドくらいしかないんですけどね。朝のマフィンは好きなのですよ。

毒っておきます

さて、今日はまず耒陽へ向かいます。行きたい場所は桂陽にあるんですが、地図を見てみると耒陽から行くのとさほど距離も変わらない。それに高鉄で郴州まで行って、桂陽県城経由ならもっと時間がかかってしまいます。それに耒陽はなんども訪れていますからね。その方がわかりやすですから。

G6015次 長沙南(07:50) – 耒陽西(08:46) 二等座104.5元

高鉄に乗りますよ

列車に乗り込み1時間弱、耒陽西高鉄站に到着しました。火車站を出て、寒いのでちょっとトイレへ。それから車を探します。最近は滴滴とか使えばいいのですが、面倒くさいのでそこらに屯している運転手を探します。だいたいは向こうから声をかけてくるので、後は交渉すればいいだけで。とりあえずニイチャンが声をかけてきたので、行き先を伝えて交渉開始です。

耒陽西高鉄站に到着しました

桂陽橋市の方へ行きたいんだけど、行くよな」と話しかけます。「橋市橋市、行く」とか言うのですが、場所がよくわかってないようで。スマホで百度地図を見せます。「ここだよ、ここが耒陽で、ここが橋市、行きたいのはこの村」と言うのですが、中国人ってあまり地図を見られないんですよ。とりあえず運転手は電話をかけだして「橋市はあそこの橋市だよな、あそこで曲がればいいんだよな」などと聞いています。まあ、大体の場所は把握できたらしいので出発。あ、料金はちょっと高め。でも今はだいたいどこでもこれくらいは言ってくるんだろうなあ。

とある山間の村に到着

そして車は走り、山の方へ入っていきます。運転手のニイチャン、ちょっとおどおどしています。知らない場所を走るときは緊張するらしいです。標高が高めの場所へ来ると、すこし積雪もありました。そして目的地にだいぶん近づいたところで、「あゝ、なんだここか。ここなら来たことがあるぜ」と言い出し、オラオラ状態に変わりました。まったく。そして目的地の村に到着です。

村のオヤジに連れられて

村に着いて、村人オヤジに「ここに趙侯祠ってあるよね」と聞くと、オヤジは「おう、この裏だ。連れて行ってやる」とのこと。また山の中で迷うのも嫌なので、素直に道案内をお願いしましたよ。村の裏山へ登っていきます。数百メートルほど進むと、それらしき建物が見えてきました。そうここが趙侯祠です。もちろん趙雲を祭った祠ですよ。桂陽といえば趙雲ですからね。趙雲像の笑顔が眩しい。

ここが趙侯祠、趙雲が祭られているんだ

笑顔が眩しい趙雲像

まあ、なんだかんだ言ってもたったこれだけのものなんですけどね。でもここに趙雲が祭られているということは、趙雲に関する民間伝承が残されているってことなんですよ。残念ながら桂陽県城の方にあった趙雲祠はなくなってしまったようですけどね。でも井戸は残っているのだとか。そこはまたいずれの機会に。

山を下りて、耒陽へ戻ります

帰り道は運転手も地理感を取り戻したようで、すんなりと耒陽へ戻ってきました。今日はこれからまた列車に乗って移動するのですが、まだちょっと時間があるので、街中で何か食べることにします。運転手に「火車站には行かず、街中で降ろしてくれよ」と言い、「じゃ、ここでいいかな。俺がいつも行っている食堂なんだ」と車を停めました。

手前が四象の乗った車

運転手行きつけの食堂も悪くはなさそうだったんですが、四象は炭水化物デブセットの気分だったので、ここで運転手とはお別れです。ちょっと歩いて蘭州拉麺の店へ行きました。途中、毒マクドもあったんですけどね。耒陽にも毒マクド、時代は変わったものです。

耒陽の毒マクド

炭水化物デブセット

さあ、腹一杯になりました。これでもういいでしょう。とりあえずバスに乗って高鉄站へ行きます。今日はこれから浙江省金華まで行きます。いやあ、無駄な移動をしていますねえ。でも行きたい場所へ行く、それが旅なんですから。普段は高鉄で長距離を乗らないのですが、今回は仕方ありません。30日夜に福建省福州でとある方に会う約束があるんですよね。

G1304次 耒陽西(15:24) – 金華(19:57) 二等座444.5元

耒陽西站から金華站への直通は1日1本

高鉄に4時間以上も乗るのは初めてだったのかもしれません。やっと浙江省金華に到着です。前回来たときは火車站もまだ工事中だったんですが、駅舎の工事はほぼ終わっていました。レーザー光線やらなにやら、派手にやってますねえ。とりあえず明日明後日に乗る列車の切符を発券して、火車站にほど近いホテルへ行きますかね。

改装された金華火車站

さて、ホテルに着きました。前払い予約してあるのですが、フロントのおばちゃんに告げられたのは「予約ないわよ」でした。「そんなわけないだろう。とりあえず部屋を用意しろ、金は払ってあるから、もう払わねえ」と言うと、「シングルで予約したの。でもツインしかないわ」と。まあ、別に寝られればいいので、ツインの部屋に入りました。まったくもう。ちょっと古くて頼りないホテルなんですが、火車站のすぐ前にあって、外国人も大丈夫ですからね。

ちょっと古いが普通のチャイナホテル

さあ、夕飯夕飯。前回、餃子を食べた店が美味しかったので、今回もその店へ行きます。でも中国に来てからちょっと食い過ぎなので、今晩は少しだけにしましょう。いやあ、水餃子はいつ食っても美味いです。ただたまに大外れの店があるのがお愛嬌。ここのお店は変わらず美味かった。だいたい東北人の経営する東北餃子店はハズレがないかな。

水餃子うま~

そしてホテルへ戻ります。その前にちょっとだけ買い物。フロントでまた何か言われるのかなと思っていましたが、特に何も言われず。そのまま部屋へ戻って、シャワーを浴びてまったりモード。さてと、そろそろ寝ますかね。明日も頑張りましょう。それでは、おやすみなさい。

中華三星だったかな二星かも

icon-checkちょっとお知らせ

2017年9月30日に、三国志旅游局から三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」という書籍を発行しました。陝西省漢中市および勉県に残る三国志遺跡18ヶ所をまとめた書籍です。興味のあるかた、これから漢中へ行ってみようと思われている方は、是非ご購入ください。

三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」