局長の四象八牛です。

今年の5月はまだ涼しい感じがしますね。いつもならもう暑いかなと感じるくらいだったと思うのですが。中国の方は晴れていると暑くて汗が吹き出し、雨が降っているとちょっと肌寒いかなと思うような天候でした。まあ、これからどんどんと暑くなってくるんですよね。

icon-tag201751日 宝鶏

T389次列車は、ほとんど遅れもなく宝鶏に着きました。昨日は寝不足気味だったので、列車の中で延々と寝ていました。これで今日一日をまた頑張って過ごすことができるような気がします。今日は宝鶏を巡って、ここで宿泊するつもりです。

宝鶏火車站に着きました

さてと、さっそく遺跡巡りをしましょうか。とりあえず市バスに乗って、宝鶏の行政機関があるところまで行きます。そこから歩いて、今日の目的地の1つである陳倉城遺址を訪れてみます。Google Streetを見ていると、陳倉城遺址と言われている場所に文物碑らしきものが映っていたんですよね。もしかしたら陳倉城遺址のものじゃないかと期待が膨らみます。

果たしてこの文物碑は何の

バスを降りてから、ちょっと登りが続きました。普段の運動不足が祟って、上り坂はけっこうつらいですね。そしてやっとあの文物碑のところまでたどり着きました。果たして何の文物碑なんでしょうかね。目を細めてみると、遺址という漢字は読み取れました。ほほほ。

あゝ、新石器時代の戴家湾遺址でした

思いっきり期待したんですが、なんと新石器時代の戴家湾遺址でした。あゝ、残念。でもこの一体が陳倉城遺址だということは間違いないようです。ここは闘鶏台と呼ばれる小高い丘で、陳倉城があった場所だとのこと。せっかくなので陳倉城遺址の文物碑も立てて欲しいんですけどね。陳倉と言えば郝昭でしょうか。それとも陳倉侯の馬岱ですかね。

陳倉城遺址のあたりです

さてと次は釣魚台の方へ行ってみますか。えゝ、あの太公望のところですね。とりあえず市バスに乗って、虢鎮の方へ行きます。そこからバスを乗り換えて釣魚台の近くまで。あとは乗り合いの車に乗って向かいます。2人以上いれば1人5元、1人なら10元だそうで。まあ、最近の中国人はだいたい自家用車ですからね。四象1人で行きましょう。

太公望姜子牙が釣りをしていた場所

釣魚台は15年前にも訪れているし、今じゃあまり興味のない場所なんですけどね。それでもなぜまた訪れるのか。まあ、もちろん三国志関連のものがないと訪れるわけがないですよね。実はここ、趙雲と鄧芝が駐屯していた場所だということなんですよ。趙雲と鄧芝がコンビを組んだとなれば、箕谷に出撃したときですかね。この風景区内の目立たない場所にひっそりと摩崖石刻だけがあります。

趙雲鄧芝屯兵処と刻まれた摩崖石刻

さてと、ここでの目的はこれだけなので、その他のものはどうでもよくて。今日は五一の最終日、それでも中国人は楽しそうに水遊びしていました。さっさと宝鶏へ戻りましょうか。ちょっと暑くて疲れてきました。戻るときも運転手が待っていたので、バス停まで車に乗りました。やっぱりほかに乗る人がいないんでしょうね。五一最終日なのに。

宝鶏に戻りました。先にホテルにチェックインしますかね。宝鶏は外国人の宿泊に厳しい街のようで、チェーン系のホテルには宿泊が難しいようです。また去年訪れたときに宿泊した、火車站横のホテルにしますかね。時期的にちょっと安くなってました。この値段ならチェーン系に泊まるのと変わらないかも。

中国ホテルのベッドは大きくてよい

中国のホテル、単間というとだいたい幅180cmのベッドがドーンとおかれています。部屋も広いんですよね。北京上海だとこうもいかないこともありますが。身体のデカイ四象にとっては有り難い限りです。これでだいたい1泊3,000円くらいですからね。

さてと、今日はもうちょっと時間があるので、もう1ヶ所行ってみますか。宝鶏市内にも三義廟があるんだとか。また市バスに乗って近くまで行きます。少し歩くとすぐに三義廟がみつかりました。でもやはり扉が閉まっていましたね。中を見てみたいのですが、やはり夕方だと難しいのかもしれません。また次の機会にでも。

宝鶏市内にある三義廟

今日も暑くて、歩き回ったのでかなり疲れました。夕飯を食べてホテルに戻りますか。とりあえず火車站まで戻って、また李先生へ行きます。まあ、ハズレなく腹いっぱい食べられるのでね。元気なら他の店を探す気もあるのかもしれませんがね。

あゝ、また李先生

満腹になり、あとはホテルへ戻るだけ。明日は宝鶏南火車站から高鉄で岐山へ行くつもりなんですが、なんだか早朝に宝鶏南火車站まで行くのが億劫に感じてしまいました。せっかく宝鶏火車站の横で宿泊しているので、普通列車に乗って移動することにしますかね。12306で買っておいた切符を変更しました。そして火車站で発券してもらいます。

さあ、これで明日の準備もできたし、ホテルに戻ります。そしてシャワーを浴びて、就寝です。疲れたのでとにかく眠いんです。それではおやすみなさい。

icon-checkちょっとお知らせ

2017年9月30日に、三国志旅游局から三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」という書籍を発行しました。陝西省漢中市および勉県に残る三国志遺跡18ヶ所をまとめた書籍です。興味のあるかた、これから漢中へ行ってみようと思われている方は、是非ご購入ください。

三国遺址探訪叢書「蜀漢咽喉・漢中」